去る11月13日 私の父・田中良一(りょういち)が一年の闘病生活の末77年の生涯を終えました。
皆さんが口をそろえて言うのは“良一君はマメやなぁ”で、仕事に畑作業に、ほんとに働きもんの父でした。
大工として一代で財を築き、60歳半ばで “大工として今までやってこれたのは世間の皆さんにご恩を頂いて
きたから。これからはその恩をちょっとでも返すために人に役立つ仕事がしたい“ と、介護福祉士の資格を
取りデイサービスの職員として勤めていました。
また仕事の傍ら畑作業にも精を出し、自分が作ったこだわりの野菜を周りの皆さんが美味しい美味しいと言って
食べてくれる事が、自分にとっての幸せでもあったようです。
本来ならば、大勢の集まりを避ける為に家族葬という形をとるべきなのでしょうけれども、いつも自分の事は後回
しだった父の “最期は世話になった皆さんに見送ってもらいたい” との思いを叶えてあげようと今回このような
形をとらせて頂きました。
おかげさまで、通夜も葬儀も多くの皆さんが会いに来てきくださり、父もきっと喜んでくれています。
最後になりますが、今まで父に関わって頂きました全ての皆様に感謝申し上げますと共に、今後も
父生前中と変わらぬお付き合いとご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申しあげます。
令和3年11月16日 田中一輝